サービス契約におけるスコープ、成果物、タイムライン、コスト、および責任を詳細に記述した契約文書です。
SOW(作業範囲記述書)
別の呼び方: 作業範囲記述書 · 作業指示書 · 業務委託確認書
定義
仕組み
SOWは、基本契約を個別案件の具体的な業務内容に落とし込む文書です。通常は、案件の目的、検収基準を伴う成果物、チームと役割、節目を含む日程、料金モデル(T&Mまたは固定価格)、請求条件、前提・対象外・変更管理に関する条項を記載します。
明確なSOWは、業務範囲の変更や取引上の紛争を管理する助けになります。PSAの標準テンプレートは、営業パイプラインと稼働可能量のデータを下書きに再利用できますが、内容の確認が必要です。完成したSOWを見積書と比較し、前提と対象外を確認します。作成時間は、一定率の削減を想定せず、記録した基準値と比較して測定します。
実務では、対象に含める項目より対象外の明示の方が大きな役割を果たします。案件で提供するものだけを列挙すると、書かれていないすべてに解釈の余地が残り、その解釈は常に顧客の期待へ傾きます。データ移行、研修、第三者との調整など、案件が明示的に含まない周辺業務を挙げることで、後からどちらかに悪意があったように見える対立の大半を防げます。
前提条件も同様の扱いに値します。なぜなら、それらはSOWの中で静かにリスクを転嫁する部分だからです。クライアントが1週目に環境を提供することに依存するスケジュールへのコミットメントは、その依存関係と、それが遅れた場合にどうなるかを文書化して初めて正当化できます。単に前提条件を述べるだけでなく、その結果を明記する企業は、記憶ではなく文書に基づいて再交渉を行います。
例
12ページのSOWは、4つの成果物、3つの請求マイルストーン、5人のチーム、そして5ヶ月間の240k€の固定価格予算を記述しています。